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【勝浦特集】 勝浦漁港で釣り三昧

勝浦漁港で釣り三昧
「ポイントバケーション勝浦で」知った趣味の、夫婦の新しい時間の流れ
クロダイ1本から余裕をもったアジ釣りへ。そして「今日がダメなら温泉があるさ」。趣味の釣りの拠点として、夫婦の"第2の我が家"として、新しい時間を過ごす週末。

余裕をもって確実に趣味を楽しめるスポットを発見!

「ポイントバケーション勝浦で」知った趣味の、夫婦の新しい時間の流れ 窓を開ければ紺緑の海に反射する日射し。ベランダから左手に見える、浜勝浦から八幡岬へと延びる海岸線の展望はいつ来ても穏やかだ。「ポイントバケーション勝浦」(以下「PV勝浦」)は自宅から2時間半のドライブ。海が好きで、釣りにのめり込んでしまった自分にとって、手軽に利用でき、ワクワク、そしてリラックスできる"第2の我が家"は、もはやなくてはならない存在になった。

 生まれ育った九州の故郷では、すぐそばに川があったため、釣りは川釣りから入った。
そして就職した職場の友人に勧められて本格的に海釣りを始めた。最初に狙ったのがクロダイやメジナ。クロダイは、アタリは千差万別で、小さくコツコツとくる時や、グッと竿を倒すようなアタリをすることもあるのが面白い。それに、40~50cmクラスを釣り上げた時の感触が忘れられず、"ハマってしまった"のだ。
「ポイントバケーション勝浦で」知った趣味の、夫婦の新しい時間の流れ  今の家に引っ越してきてからも変わらない。土曜はお昼を食べるとすぐ出発。夕方にやって、次の日も、早朝から夕方まで粘って、帰宅は夜10時。それだけ頑張ってもクロダイはなかなか思うようには釣れない。以前は内房の館山や白浜などを釣り歩いたが、徐々に辛くなった。季節的にも年中釣れるわけではない。
 そうして、多少釣りへの熱意がしぼみかけた時に知ったのが「PV勝浦」だった。やはり1枚も釣れないで帰るのはシャクだし、確実に釣れる勝浦のアジを選んだのだ。クロダイが釣れない時はアジで我慢しているだけではない。粘って粘って10時頃まで釣っていたのだが、「PV勝浦」から行くようになったら、1日目は「まだ明日あるから」、「今日はダメ。いつでも入れる温泉と海を見ながら飲めるビールが待っている」とキッパリ割り切れるようにし、"おでこ"でも、なんということもなくなった。
 今日などは時期的にアジしか釣れないのは分かっているが、クロダイ用の竿やしかけはちゃんと持っている。春先は稚アユが釣れるので、ヘラブナ用も用意している。実は息子にもクロダイ釣りを教えたが、ここにアジを釣りにくる時は来ない。彼はクロダイへの傾倒がまだまだ強いのかもしれないが、私はアジだけしか釣れなくても、ここに来れば十分満足できる時を過ごすことができるのだ。
 とはいえ、最近妻は一緒に釣りをすることがほとんどなくなったので、道すがら観光地を回ったりしている。最近は「外房七福神」を一ヵ所ずつ立ち寄ってから来ている。

釣りを通じて夫婦のかけがえのない時間を共有
1泊2日の今回、1日目は旅装を解くのももどかしく、すぐいつもの場所へ向かった。まだ日が高いが、場所取りをしないとスペースがなくなってしまうのだ。
釣りを通じて夫婦のかけがえのない時間を共有  今日は、顔見知りの友だちの隣に陣取ることができた。周りはボツボツ釣れている程度だ。浮き釣りだが、タナ(海面から深さ)が悪いのか、それとも・・・とアタリがあまりないまま1時間経った頃強めのアタリが。水面まで上がってきたところでバラして(かかった魚を取り逃がして)しまった。その後は、アタリはほとんど無かったが、隣で立て続けに上げている友人が「これはこれだよ。」と言いながらイカ玉のエサをくれた。それでも釣れないのを見かねた友人が「じゃあサビキをこれに変えてごらん」と見本をわけてくれた。
 2日目の早朝のポイントは魚市場の南の外れだ。前日の友人のお勧めのサビキが効いたのか、アジが20匹近く釣れた。5時から約2時間での釣果としてはまずまずだ。友人との釣り談義も弾む。仕掛けをわけてくれたことに礼を言って妻の待つ「PV勝浦」に"帰宅"。今日は開きと刺身にした。妻の前で自分の釣果をさばくのも楽しみの一つだ。
釣りを通じて夫婦のかけがえのない時間を共有  アジの刺身は特別高級なものではないが、やはり魚屋に並んでいるものとは新鮮さが違う。いつもながら2度満足する瞬間だ。妻も手伝ってくれる。一緒に料理をしていると、最初は照れくさかったが、今は何かかけがえのない貴重な時間を過ごしているような幸せな気持ちになれる。今度はぜひ息子や孫も連れて来よう。
まだまだ広がる新しい過ごし方
妻は、釣りに同行していない時は読書や温泉でのんびり過ごしていた。最近は花などの得絵手紙も描いている。ちょっとのぞくと、妻が「向田邦子の短編で『花の名前』って知ってる?」と聞いてきた。「えっ?」と聞き返すと、ニヤリと笑っただけでまた目を伏せた。妻のリラックスした横顔を見ていると、せわしない毎日とは違ったゆっくりした時間を過ごしているからこそ、上質の時間を過ごせているように感じる。
まだまだ広がる新しい過ごし方  最近は一緒に釣りを楽しむことも少ないが、「いつ来ても、『PV勝浦』で過ごす時間はあっという間にすぎちゃう」と言ってるくらいだから、自分自身も充実した時間を送っているのだろうし、私の釣り三昧を理解してくれているのだろう。だから、今の過ごし方を気兼ねなく続けて良いだろうし、感謝もしなければならないだろう。
 
 息子は、今回同行する予定だったが急な仕事が入ったようだ。孫はまだ小さいが、プールでも遊べるし、もう少しすれば、短い竿の浮き釣りだと難しくないだろう。魚はきらいではないので、今後は少しずつ手なずけておこうか。婿嫁が来て女性2人になっても、南房総周辺はお花やイチゴ狩り、年中いろいろなイベントもあるので、退屈することもないだろう。
 まだまだ広がる新しい過ごし方  2泊3日の日程で来ると、妻は帰る時になると「もう1泊したいな」と言っていることもあるし、4日、5日来てもそう時間を持て余すことはなさそうだ。最近「ポイントバケーション・タイムシェア」と1週間のロングステイ・プランもできたようだ。今は2人とも働いていて長い休みは難しいが、もう少し余裕ができればぜひ実現したいものだ。釣りの楽しみ方、夫婦での時間の過ごし方も少しずつ変わってきているし、予想だにしなかった新しい時間がみつかるかもしれない。
 それがいつやってくるか、のんびり釣り糸をたれることができるようになった私には、そう遠いことではないかもしれない。


会報誌stayle 2008 vol.12 より