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【ReloDining特集】 プロジェクトR・D始動!リロダイニング-ReloDining-

リロダイニング ReloDining

朝食・昼食始めました!(ヴァークスイート箱根のみ)
 朝 食 8:00~9:00(前日20時までの予約となります)
和朝食・洋朝食 850円
お粥朝食 850円
 昼 食 11:30~13:30
カレーライス(ミニサラダ付) 850円
山菜そば・うどん 650円
(いなり寿司セット+200円)

晩秋の冷え込みに知ったオーナー様の本当のニーズ

田村はふと不思議に思った。

 いつもならオーナー様が家族揃って、夕食のために外出される時間だ。しかし、まったくその気配がない。その様子をじっと見つめ沈思した。が、オーナー様のステイを8年間見続けている田村は、まもなくその答えが分かった。
 箱根は、秋の深まりとともに急に気温が下がる。この地の人々は早くも暖房を使っており、初霜さえ降りた。この寒さがオーナー様の外出の足止めになっていると。


 この時期、滞在する時のニーズを、オーナー様に取材して分析した。
「温泉に入った後に食事のために着替えて出かけるのは特に女性は面倒」
「忙しい時などは、別荘での限られた時間をゆっくり部屋で寛ぎたい」
「外食するとみんなで飲めない」
「お部屋でゆっくりしたいから食料を持ち込むけど、お部屋まで運ぶのが大変」
というオーナー様の本音が聞かれた。

我らのミッションはオーナー様の素晴らしい時間を増やすこと。
田村は、何とか館内でレストラン業務をできないか、と考えるようになった。


各エリアから集まったプロジェクトメンバーとともに

翌年の1月1日、田村を中心にプロジェクトチームが結成された。
参加スタッフは、調理師免許を持ち、調理経験のある古田伸之、あらゆる面に豊かな感性を持つ片見美恵、最年少社員の勢いを買われた纐纈達也、ハワイ在住十数年の経歴を持つ小堀英弥の4名。
 車で来館しないオーナー様などが外出しなくても居ながらにして食事ができるサービス、つまり、家族団欒をテーマにした「リロダイニング」のオープニングプロジェクト、スタートである。
 1月13日、プロジェクトチーム最初の会議が開催された。このプロジェクトの最大の悩みは、それを提供する場所をどうするか。建物を増築できないか、近隣の土地を購入し、レストランを建築できないか、隣のホテルのレストランを一部借りられないかなどいくつか案はあった。
 まずは、当たってみようという事で、スペースの借り上げを打診したが、なかなか良い返事は帰ってこない。近隣の土地購入なども、手ごろなものがなく、交渉は暗礁に乗り上げた。やはり、このサービスは、スペースのある建物を新たに展開するまで棚上げせざるを得ないのかとも思った。

 なかなかプロジェクトが進まないまま時間だけが過ぎた。田村は半ば焦っていたが、ある休日、家族で居酒屋に行く機会があった。最近の居酒屋は個室も多く、大騒ぎする子どもたちがいても安心だなぁ、と感じながらふと考えた。
「まてよ、リロには個室はたくさんあるじゃないか」
田村はすぐに、プロジェクトメンバーに電話をした。「おい、スペースが見つかった!」
「灯台下暗しだよ!各客室を居酒屋の個室に見立てれば、レストラン空間を確保する必要もなく、かつオーナー様がわざわざ着替えて外に出る必要もなくなる。」
まさに、一石二鳥。そこからは一気に勢いづいた。

メニュー開発には地産のものを優先し、何度も試食させて完成させた

  会議はメニュー開発がメインの議題であったが、近隣レストランとの差別化、料理の作りたてをいかにスピーディに提供できるか、さらにはビールの泡を維持したまま客室にどう運ぶかなど、細部にわたり議論が百出し、OPENに向け、全スタッフが一枚岩になった。

 現状のスタッフでやりくりすべきかという悩みもあったが、プロジェクトチームの責任者でもある小堀から、
「やりましょう。今のタイミングを逃せば、今度いつスタートできるかわからない。僕たちは大丈夫ですから!」
そんな心強い言葉が出てきたのも、一体感をさらに強めることとなった。
 2月からスタートしよう。そんなスタッフの熱い熱意もあり、計画から1ヵ月という驚異的なスピードで段取りが進んでいった。

 メニュー開発では、調理担当の古田が活躍した。地元箱根出身ということと、唯一の経験者という何よりも心強いスタッフだった。地元の食材を可能な限り使うことをコンセプトとした調理でも、十数年のレストラン経験をいかんなく発揮した。メニューの試食はスタッフ全員が立ち会った。試食を数回経てその都度見直した。
悪戦苦闘の数週間を経て、ようやくメニューのすべてを完成させた。これで寒い季節でもお部屋に温かい食事がお届けできると。

各施設の展開と更なる進化へ

「開始3ヵ月で早くも、チェックイン後のティータイムから、メインのディナー、朝食など、オーナー様のステイに欠かせないサービスとなってきていることが何よりも嬉しい。」と話す田村。
古田は、「今が完成ではありません。スタートを切ったことは喜ばしいことですが、これから、さらに試行錯誤を繰り返し、スタッフの叡智を集め、オーナー様のニーズに叶ったものに進化をさせていきます」と意気込む。

 リロダイニングは、オーナー様のための台所、そして家族団欒へのプレゼンター。その想いは今後、各地で実現されていく予定である。