【軽井沢特集】 やっと手に入れた、大切な夫婦の時間

共に歩んできた二人だからこそ 第二の人生を一緒に楽しみたい。

ゆっくりと向き合える幸せを感じながら

お部屋でくつろく猪股様ご夫婦にお会いした瞬間の第一印象は、自分もこういう夫婦になりたいという憧れだった。
何気なく話をされているだけなのだが、お二人の間には優しい温もりがあふれているのが手にとるように伝わってくる。
ご本人はもちろん、同じ空間にいるこちらまで温かい気持ちになれるのだ。ほんの数年前まで、夫婦水入らずで過す時間などほとんど無かったとは、とうてい想像しがたい。

 「私は定年でリタイアするまで、新聞社の販売部で40年勤め上げた典型的な仕事人間でした。平日はもちろん、休みの日にも仕事関係の外出が多く、二人でゆっくり過す時間はほとんどありませんでしたね。3年前に脳梗塞で倒れた時、改めて夫婦の絆というものを考えました」と仕事一筋の半生を振り返るご主人の隣で、奥様は「確かに夫婦で過す時間は少なかったです(笑)。
たまの休みに旅行へ出かけても、何だかバタバタと落ち着かなかったり。
でも、寂しいと思ったことはありませんでしたね。脳梗塞で倒れた時は、さすがに仕事を恨みかけましたが、不幸中の幸いで症状も軽く、今こうして第二の人生を楽しんでいます」と、優しく微笑む。

 多忙な半年を終え、病を克服し、やっと手に入れた夫婦の時間。そんな大切な時間を過ごす場として、お二人が選んだのはリロだった。

旅先のホテルでは感じたことのない
ゆっくりと流れる二人だけの時間

ご親戚が熱海に別荘を所有していたこともあり、お二人は別荘ライフを何度か経験されている。
 「ゆっくりするために行ったはずなのに、掃除に追われるばかりで全く休まる時間がありませんでした」と苦笑いする奥様を労うように、ご主人がうれしそうに切り出す。
 「仕事もリタイアしたことだし、ゆっくり過ごせる場所が欲しかったんですが、管理が煩わしい一般の別荘は敬遠していました。そんな時、娘がリロを紹介してくれたんですが、 夫婦揃って即決でしたね。着いた瞬間からくつろげる別荘がある!って(笑)」

 別荘管理の煩わしさを経験されたお二人ならではのエピソードだといえよう。今では、一ヶ月に一回のペースで箱根や伊豆高原などのポイントバケーションを訪れ、年に一度はお子様やお孫様と一緒に利用されているとか。夫婦揃って素敵な時間を過ごすご両親を見て、二人のお子様もさぞかし喜んでいることだろう。

 そんなお二人のステイスタイルは、2泊3日が基本。施設に向かう道中で寄り道をしながらショッピングを楽しみ、到着後はお部屋でゆったり。ここまでなら、他のリロオーナー様と特に違いは見当たらないのだが、一夜明けた次の日にこそ、お二人ならではのスタイルが垣間見える。
「ポイントバケーションへ着いた日は、とにかくゆったりと過ごします。次の日は朝から忙しいですから(笑)二日目は朝食と一緒に昼のお弁当も作るんです。それを持って二人で散策に出かけ、青空の下でのんびりランチタイムを楽しんでいます。まるで遠足ですね(笑)」
 そんなお話を伺いながら、腕を組み、手をつないで軽井沢の街を歩く仲睦まじいお二人を見ていると、こんな夫婦になりたい、という憧れの思いがより一層強くなった。